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2008年5月28日 (水)

反G8鴨川コモンズ

「インディーズ系メーデー」でご一緒した「反戦生活」の企画をお知らせしますsign01

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反G8鴨川コモンズ

日時■2008年6月8日(日)1:30pm〜

場所■鴨川デルタ(京阪「出町柳」駅下車すぐ)

主催■反戦と生活のための表現解放行動

 今年7月、北海道の洞爺湖でG8サミットが開催される。G8サミットとは、アメリカ、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、カナダ、日本、ロシアの首脳が、密室に集まり、今後の世界のありかたを考える会のことだ。

 密室だから、そこでなにが話され決定されるのかは、ごく一部の人(各国首脳、閣僚、官僚、大企業…)にしか知らされない。もちろん私たちは、後でそこで決まったことをマスコミから(ものすごく不十分に)知らされるだけだ。

 またここで話題となるのは、つまるところ大企業の利潤だ。多国籍の大企業がどれだけ金儲けできるかが問題なのである。そのためにネオリベラリズム(新自由主義)という「資本のための自由」が世界中でひろめられているのである。それは不安定的かつ強制的な労働(労働法制の改悪)・貧困化の強制と放置の自由であり、水源や教育や医療や福祉など公共財の民営化=私有化=商品化の自由であり、環境破壊の自由(CO2排出権の売買)である。

 戦争であれなんであれ、利用できることはすべて利用して、資本の自由にとってジャマな労働者や農民を保護する福祉システムや共有地などのもろもろの法制度も力づくで破壊する。アルゼンチンやイラクのように、国家そのものが破壊されることもある。

 「G8サミットなんて遠い話」と思うかもしれない。けれども労働や食物や福祉は私たちの生活に直結する。じっさい日常生活のネオリベラル化(分断と孤立、雇用の不安定化、消費者への主体化など)はどんどん進行している。それは世界中でおこっていることだ。

 G8サミットに集う首脳や官僚たちは自分が世界の中心だと思っている。しかし、世界に中心も片隅もない。G8サミットが推し進めるネオリベラリズムから自分たちの生活を、自分たちの世界を奪い返そうとする試みは世界中で巻き起こっている。本当に世界をつくるのは無数の「私たち」なのだ。

 今回、私たちが提起したいのは、競争的な市場関係や囲い込み(民営化=私有化)とは別の論理にもとづくような社会的な富である。それはコモンズ(commons)と呼ばれる。コモンズはただ古くからある共有地の意味ではない。今や土地だけでなく、水や食物、さらには集まりと出会いの機会や、人間のコミュニケーションそのものまでも(携帯電話やネットを媒介にして!)資本主義によって囲い込まれつつある状況だ。この状況にあらがって、別の生活形式を想像しつくりだそうとする実践によって生産されるもの、これがコモンズである。

 コモンズについて、みなで集まって考えるだけでなく、じっさいにつくってみる。とりあえず鴨川のデルタを、そういう場所にしてみませんか。もともとは市民が企業による水質汚染を規制する意図で考えられた鴨川条例が、ただの「迷惑防止条例」のようになってしまったことも批判的に考えつつ。

 当日やってみようと思っていることは、まちづくりやコモンズ論などのワークショップ、川床、農業問題トーク、物々交換、食事会、音楽会などなど。すべて小さな手作りです。

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ゲスト■

●酒井隆史(さかい・たかし:社会思想。大阪府立大学教員/『VOL』(以文社)編集委員。著書:『自由論』青土社2001、『暴力の哲学』河出書房新社2004)

●山森亮(やまもり・とおる:社会政策。同志社大学教員/ベーシックインカム要求者組合/フェミニスト経済学日本フォーラム。新聞論説:「<現在>を読む ベーシック・インカムとは:無条件の生存権保障を」毎日新聞07/4/30、共著:堅田香緒里・山森亮「分類の拒否:『自立支援ではなくベーシックインカムを』」『現代思想』青土社2006)

●廣瀬純(ひろせ・じゅん:映画論・現代思想・仏西伊語圏地域研究。仏・映画研究誌『VERTIGO』(Capricci Éditions)編集委員/龍谷大学教員。著書:『闘争の最小回路』人文書院2006、『美味しい料理の哲学』河出書房新社2005 訳書:パオロ・ヴィルノ『マルチチュードの文法』月曜社2004)

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