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2008年6月

2008年6月26日 (木)

派遣の見直し議論の状況

舛添大臣の発言もあり、日雇派遣の見直しへと議論が流れているかのように見えます。

今後の派遣労働のあり方を左右するであろう厚生労働省の第7回「今後の労働者派遣制度の在り方に関する研究会」(2008年6月13日)では、
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/06/s0613-3.html
・派遣労働者と派遣先の労働者との均等処遇
・不当利得を防ぐためのマージン規制
・派遣元、派遣先の責任強化
について話し合われたようです。

そのレポートが下記で読めます。

第7回研究会レポート
http://haken-net.or.jp/modules/pico/index.php?content_id=9
派遣のマージン規制について
http://blog.goo.ne.jp/exenpsion06/e/686063e8e90a106911f7bb4486e1bbe8

「鎌田氏 すると、結果としてマージン規制は現在行われている教育訓練が行われなくなるなど、派遣労働者に悪影響を及ぼす可能性もあるということになる。私自身としてもマージン規制には慎重にならざるを得ない。」とあるように、規制強化に消極的な発言があったようです。

赤旗の記事はさらに踏み込んでおり、「均等待遇に否定的」という見出しで「厚労省の研究会は、派遣労働者と派遣先の労働者との均等・均衡処遇や、不当利得を防ぐためのマージン規制、派遣元・派遣先の責任強化について、いずれも「慎重でなければならない」(鎌田耕一座長・東洋大学教授)として、新たな規制は見送ることにした」と6月13日付の記事で書いています。

一方、民主党が派遣法改正でまとまらなかった背景について毎日新聞は「この党は積極規制派と、強力な慎重派に分裂している。慎重派はグッドウィルと関連企業など派遣会社28社の正社員4万人で構成するJSGU(人材サービス・ゼネラルユニオン)と結びついている。日雇い禁止は派遣会社の経営を直撃する。JSGUは産業別労働組合「UIゼンセン同盟」の一員で民主党の支持団体なのだ。」(2008年6月23日)と伝えています。
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20080623ddm003070162000c.html

野党、そして労働組合も一枚岩ではありません。

痛ましい事件があり、自民党も重い腰を上げ始めましたが、まだまだ予断を許さない状況にあると思います。(H)

【グッドウィル派遣業許可取り消しをうけての緊急行動の呼びかけ】

グッドウィルもひどいですが、問題を見て見ぬふりしてきた厚生労働省もひどいです angry

日雇雇用保険に加入させ、きちんとした生活の保障するべきだと思いますね


///転載自由///

【グッドウィル派遣業許可取り消しをうけての緊急行動の呼びかけ】
6.26厚労省交渉+本社前行動を行ないます。


みなさんも新聞報道などで既知のことと思いますが度重なる違法行為によりグッドウィルが派遣業の許可を取り消され廃業とのニュースも飛び交っています。
このため多くの仲間が生活の糧を失う危機にさらされています。この事態を受け私たち派遣ユニオン.フリーター全般労働組合は明日、日雇雇用保険の遡及加入、生活の補償などを求め厚労省交渉とグッドウィル本社前行動を行ないます。
可能な方は下記の場所にお集まりください。

(グッドウィル廃業を伝えるニュース)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/goodwill_group/?1214389381

・厚労省交渉

と き:6月26日(木)16:30

ところ:参議院議員会館第二第三会議室


・グッドウィル本社前行動

と き:6月26日(木)18:00

ところ:六本木ヒルズ前(目印はフリーター全般労組の黄色旗)

問い合わせ:〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-16-13 MKビル2階
電話/FAX: 03-3373-0180 Mail: union(at)freeter-union.org

2008年6月22日 (日)

秋葉原事件〜関東自動車工業へガテン系連帯が申し入れ

ガテン系連帯が加藤容疑者が派遣されていた関東自動車工業株式会社に申し入れをしたそうです。

中途解約に至る経緯などについて確認し、派遣労働者への扱いを問い質すような内容となっています。

内容はレイバーネットで見ることができます。

http://www.labornetjp.org/news/2008/1214016111649staff01

凶悪犯罪は減少しているというデータがあり、非正規労働者の増加とは逆の関係にあるようです。

個人的には、犯罪との関係で非正規労働者の待遇を議論するのではなく、それ自体の問題として議論され待遇改善がなされるべきだと考えています(もちろん過労死や過労自殺の原因となる正規労働者の長時間・超過密労働についても)。

ガテン系連帯の今回の取り組みによって派遣労働者の待遇が改善されることを望みます。

2008年6月20日 (金)

「ハケンの変革」裁判、いよいよ結審へ

組合員である西尾さんの「ハケンの変革」裁判がいよいよ結審を迎えることになりました。

期日は
2008(平成20)年7月14日(月) 
AM11時50分
です。


◆「ハケンの変革」ブログ↓に見どころなどの解説あります。
http://revolution4haken.blogspot.com/2008/06/blog-post_19.html


◆前回の法廷でのやりとり↓
http://revolution4haken.blogspot.com/2008/06/blog-post_17.html

原告(当方)側弁護士:

「(あなた方が主張している1ヶ月毎の契約期間で)

いつ1ヶ月の合意が成立したのですか?」



被告(マンパワー)側弁護士:

(この間、天井を見上げながら数分間。)

「んーーーーーーーーーーーーーーーーーー。」

(しばらく経過して)

「これまでの主張で(立証)出来ていると思う。」

2008年6月18日 (水)

釜ヶ崎「働き人の言い分」

昨日も投石などあったようで、これで5日連続です。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20080618-373298.html

抗議の背景には、警察による釜が崎の労働者に対する暴力と差別があります。

法律違反の働き方が放置され、犯罪者(予備軍)として暴力と差別に見舞われる。今の日本の労働と貧困の問題の縮図がここにあります。

以下、「働き人の言い分」を転載します。

(以下)
西成警察署署長は暴力をふるった労働者に謝れ!!

抗議行動が激しくなったのは暴力をふるって謝罪もしない西成署の責任だ!!労働者を犯罪者扱いし、暴力をふるうのをやめろ!!

 西成警察は6月12日、鶴見橋商店街のお好み屋の差別的な態度に抗議しただけの労働者を西成署に引っ張っていき、取調室で散々暴力をふるったあげく、「生活保護を打ち切ったろうか」とおどした。これに対し13日から、釜ヶ崎合同労組を中心に西成署へ激しい抗議行動が行なわれている。

 西成署が労働者に暴力をふるうのは日常茶飯事だ。盗んでもでもいない自転車のことでけちをつけて西成署に引っぱっていき、取調室で押し倒しひざが動かなくなるくらいの傷を負わせたとか、シノギにやられたと相談に行ったら道場につれていかれて投げ飛ばされたとか、労働者同士のもめごとを相談にいったら取調室に連れて行かれてへんなスプレーをかけられ10何針も縫う暴行を受けたとか、西成署への抗議をしていたら頭を割られて血だらけになりその時の記憶が飛んだとか、友人がやったことで誤認逮捕されふるえがとまらないほど暴行を受けたとか、私が直接聞いた話だけでもきりがない。

 今回の人は合同労組に相談に行ったが、相談にもいけず、一人で抗議してまた暴行をうけたり、泣き寝入りしている人がたくさんいる。

 今回の抗議行動は、そういったみんなの怒りが爆発した結果だ。

 そしてこんなに激しく大事になったのは,労働者に暴力をふるいまくって謝罪もしない西成署の責任だ。

 しかるに、西成署は、少しも反省せず、機動隊を山ほど動員し、放水車までくり出して必死で自分達を守っている。税金泥棒もいいとこだ。抗議行動に参加していた労働者も、「機動隊はこんなとこで自分らばっかり守っておらんと、地震のあった宮城県へいって救助活動して来い!」と言っていた。

 釜の労働者は、ビルや道路や橋を作ったり、解体したり、日本や大阪を作ってきた。日本や大阪になくてはならない仕事をやってきた。西成署はその労働者を初めから犯人扱いし暴力をふるう。しかもそのやり口は取調室という密室で、4,5人でへんなスプレーを使うなど、どんどん悪質になっている。

 今回の抗議行動の中でも、機動隊の中に引きずり込まれた人は、西成署の中で暴行を受けている。あれだけ抗議しているのにまだ分からないのか。

 西成警察署長は、今回の暴行事件をちゃんと調査し、暴行を受けた労働者にあやまれ!労働者を犯罪者扱いし暴力をふるうのをやめろ!

----------

釜ヶ崎地域合同労組からの訴えです。
(以下)
 西成警察署の警察官による労働者への暴行に対し、6月13日から毎日午後5時30分より西成警察署前で抗議行動を行ってきました。
 いきさつは以下のビラの通りです。
 抗議行動二日目の14日には、釜ヶ崎銀座通りに放水車が出動し労働者に向けて放水。放水の直撃を受けた労働者から「右目がつぶれ見えなくなった」と、入院先の病院から16日組合事務所に連絡がありました。高圧な放水を何度も発射され、自転車も人も吹っ飛んでいます。それほど威力のある水を発射するとは、釜ヶ崎の労働者を人間と思っていない表れです。大阪府警は西成署と同じくらい日雇労働者を差別しています。
 全国からもぜひ抗議の声をあげていただきたいです。どうぞよろしくお願いします。警察権力による暴力弾圧に対し、共に闘いましょう。
 
 抗議先
 大阪府警本部 本部長    縄田 修
 大阪市中央区大手前3‐1‐11
 電話 06(6943)1234
 
 大阪府警西成署 署長    乾 一英
 大阪市西成区萩之茶屋2‐4‐2
 電話 06(6648)1234
 

2008年6月17日 (火)

派遣労働者の不安、明確に 京都勤労者学園 府内調査

京都府内の派遣労働者に関する調査結果です。

◆派遣労働者の不安、明確に
京都勤労者学園 府内調査
 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008061700020&genre=O1&area=K00
「(…)
 「パート・契約・派遣などで働く労働者の労働実態と意識に関する調査」で、2−3月に実施。非正規雇用労働者1056人(男191人、女865人)から回答を得た。うち、派遣労働者は177人(男53人、女124人)。近年、数が急増していることから、派遣労働者に注目して結果をまとめた。回答者の年齢は20代と30代で計82%を占めた。勤務先企業の業種は「製造」が男女とも6割を超えた。

 年収は、200万−250万円が39%、250万−300万円が20%いた。「主たる家計の担い手」と答えたのは43%だが、男性に限ると81%だった。
(…)」

◆厚生労働省の「派遣労働者実態調査結果の概況」(2005年)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/haken/04/index.html
によると「産業別に見ると製造業が314.4千人と最も多く」、「性別構成をみると、男は37.2%、女は62.8%となっている。これを産業別にみると、男は運輸業72.0%、製造業54.8%と高くなっており、女は金融・保険業92.5%、医療,福祉83.9%と、運輸業、製造業以外はすべて高い割合」になっています。

また「派遣労働者を年齢階級別にみると、(…)15〜34歳の若年層で 60.8%を占めている。これを性別にみると、男は(…)15〜34歳の若年層で55.3%、女は(…)15〜34歳の若年層で64.0%と、若年層については女の方が高い。一方、55歳以上では男15.5%、女3.8%と、男の方が高い」そうです。

◆京都駅周辺に派遣会社集結
20数社 登録者競う
 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008042900019&genre=C4&area=K00
「(…)
 派遣会社20数社が京都駅から徒歩5分の圏内にひしめく。工場など製造業務への労働者派遣が解禁された2004年ごろから、人の集まる主要駅前に拠点を設ける会社が増えた。求職者はウェブサイトや求人誌を見て訪れ、面接を経てスタッフとして登録すると派遣先を紹介される。
(…)」

ユニオンぼちぼちでは毎月2回ビラ配りをしていますが、京都駅前は特に受け取りの多いエリアです。

労働組合は、問題解決のお手伝いをするということだけではなく、つながれる場所でもあるということをもっとアピールしていきたいですね。


「名ばかり管理職」の見直しが広がる、ほか

◆「名ばかり管理職」見直し 店長に残業代、流通業に広がる
 http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080615AT1D1304O13062008.html
 店長に残業代を支払う動きが流通・サービスの幅広い業種に広がってきた。外食・紳士服店、コンビニエンスストアに加え、第一興商などカラオケ店大手が支払いを決め、メガネ店のメガネトップ、メガネスーパーも検討に入った。・・・
(14日 07:00)

◆【コラム】「88万ウォン世代」を待ち受ける負債(上)
 http://www.chosunonline.com/article/20080614000038
 大学生のサークルなどで最も多く読まれている本の中に、『88万ウォン世代』(ウ・ソクホ、パク・クォンイル著)がある。昨年夏から広まり始め、ある大学教授はレポートを書かせたり討論用の教材として利用している。
 88万ウォン(約9万1400円)とは、20代の非正規労働者の月平均賃金を象徴する額だ。「20代の若者よ、TOEFLの勉強はやめにして、石を持て」というサブタイトルが読者の目を引く。

◆外国人学校に補助を 財政支出を促す 浜松行革審
 http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20080615000000000021.htm
 浜松市は全国で最もブラジル人居住者が多い都市で、外国人が労働力として基幹産業の製造業を支えている面がある。市は20年間で外国人児童・生徒が50倍以上の1700人に増えた状況を説明し、就学支援員を増やすなどの支援策を表明。一方、認可の問題で私塾扱いの外国人学校への公費投入は憲法上、限界があることを説明した。
 これに対し、鈴木会長は「そんなことを言っていたら何もできない」と反論。準学校法人の外国人学校で1人年4万円の補助について「30万円ぐらいにすれば不就学問題も改善するのでは」と持論を展開した。

◆「別の人雇った。辞めて」 07年度の県内育児休業相談
 http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20080614/13005
 二〇〇七年度に栃木労働局が受け付けた育児休業に関する相談が二百六十八件と過去五年間で最多となったことが、十四日までに分かった。多くは就業規則改訂に伴う事業主からの問い合わせだが、「育児休業中にほかの人を雇ったので退職してほしいと言われた」といった労働者側からの深刻な相談も絶えない。育児休業法の全面施行から十三年。あらためて同法の周知徹底が求められる。

◆労働相談:「メンタルヘルス」急増、過去5年間で6倍以上−−都産業労働局 /東京
 http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20080614ddlk13040224000c.html
 ◇トップに「賃金不払い」、「解雇」は減少
 都産業労働局は、07年度に都内6カ所の労働相談情報センターで受け付けた労働相談の状況をまとめた。精神疾患など「メンタルヘルス」をテーマにした相談が5946件と倍増し、過去5年間で6倍以上に急増した。同局労働環境課は「従来は潜在していた心の悩みが相談しやすい時代になったのではないか」とみており、ストレスを訴える労働者の存在が一般化してきたことをうかがわせた。
(…)
 「解雇」が減る一方で、「退職強要」が3615件(同79%増)と大幅に増加していた。高齢者や障害者を雇用した企業に支払われる国の助成金が解雇の場合には打ち切られることから、企業側が退職を迫ることが一因とみられている。【木村健二】

毎日新聞 2008年6月14日 地方版

◆07年の労働力人口、サービス業は減少
 http://www.kankoukeizai-shinbun.co.jp/backnumber/08/06_14/business.html
 総務省はこのほど、平成19年の労働力年報を発表した。労働力人口(15歳以上人口のうち、就業者と完全失業者を合わせたもの)は、年平均で前年比12万人増の6669万人だった。3年連続の増加となる。このうち、就業者は30万人の増加、完全失業者は18万人の減少。就業者の産業別でサービス業は5万人減の933万人となっている。

◆日雇い派遣原則禁止を厚労省検討、対象職種巡り難航も
 http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080614AT3S1302813062008.html
 厚生労働省は13日、日雇い派遣の原則禁止も視野に法改正の検討に入った。労働者派遣法の国会提出を前倒しし、今秋の臨時国会での成立を目指す。日雇い派遣には「ワーキングプアの温床」との指摘が多く、一部業者の違法行為も目立つ。ただ全面的に禁止すれば雇用機会が減る可能性があり、禁止する職種などを巡って改正案の策定作業は難航する可能性もある。

◆過労死相談20年、残業→リストラ→非正規と変化
 http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200806130083.html
2008年6月14日
 働き過ぎを強いられている人たちやその家族の叫びを受け止める電話相談「過労死110番」の活動が20年を迎えた。働き盛りが残業を重ねたバブル全盛の80年代末、リストラや就職氷河期のしわ寄せが中堅・若手を苦しめた90年代、派遣社員が「心の病」から自殺する00年代。相談内容は、時代の流れとともに移る労働現場の過酷な実態を映す。14日には通算27回目の全国一斉110番を実施する。

◆労災認定:月200時間超す残業…自殺 キヤノン社員は労災
 http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080614ddm041040005000c.html
 キヤノンの研究所「富士裾野リサーチパーク」(静岡県裾野市)に勤務していた男性社員(当時37歳)が自殺したのは、仕事による過労が原因だとして、沼津労働基準監督署が労災認定していたことが分かった。男性は自宅に仕事を持ち帰るなどして月に200時間を超える残業をしていたという。遺族側代理人の川人博弁護士は「日本経団連のトップが会長を務める企業で過労自殺が起きたのは深刻」と指摘している。

◆「道具のように扱われた」 阿蘇・不当労働訴訟で初弁論 中国人実習生訴え
 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/28471
2008年6月14日
 弁論で原告の1人、夏暁明さん(22)は「別の農家への二重派遣で道具のように扱われた」と訴えた。原告弁護団は「制度は、安くて使い捨て可能な労働力を海外から輸入するための隠れみのだ」などと意見陳述した。

◆受け入れ団体の許可制導入 厚労省、外国人実習制度で
 http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008061301000789.html
 劣悪な労働環境や人権侵害などが問題視されている外国人研修・技能実習制度の見直し策について厚生労働省の研究会は13日、外国人の受け入れ団体に対する許可制の導入を柱とした報告書をまとめた。厚労省などで具体策を詰め、法整備を進める。

◆府:国に支援策要望へ−−経済・雇用対策会議 /京都
 http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20080613ddlk26010518000c.html
 昨年12月と今年1月の府内の有効求人倍率が0・85倍に落ち込んだことなどから危機感を強め、対策会議を準備した。メンバーは久本憲夫・京都大大学院経済学研究科教授、向井仲和美・京都経営者協会専務理事、細田一三・連合京都事務局長ら計13人。この日の会議では、中小企業は材料費の高騰で利益の確保が難しく、いずれ雇用に影響する恐れがあるとの意見が出された。

◆雇用環境の格差くっきり 「男女共同参画白書」
 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080613/plc0806130934005-n1.htm
2008.6.13
 政府は12日午前の閣議で、平成20年版「男女共同参画白書」を決定した。女性管理職の割合は年々少しずつ上昇している一方、女性の5割以上が非正規雇用であり、1時間あたりの平均賃金が男性の7割未満にとどまるなど雇用環境をめぐる「男女格差」がくっきり浮かび上がった。


◆札幌駅前バスターミナル:ホームレス締め出し サミット前 寝泊まり禁止に
 http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20080612hog00m040007000c.html
 4、5年前からターミナルで生活している道内出身の50代男性は「春ごろから警察官に職務質問される機会が増えた。ここは襲われる心配もないので、安心して眠れる唯一の場所。迷惑を掛けているのは分かっているが、締め出されると行き場がなくなる」と困惑している。
2008年6月13日

◆社会保障抑制路線の修正求める 国民会議が中間報告骨子
 http://www.asahi.com/politics/update/0612/TKY200806120284.html
2008年6月13日
 政府の社会保障国民会議(座長・吉川洋東大教授)は12日、中間報告の骨子を公表した。社会保障費の伸びを抑えようとした小泉政権の一連の改革を「一定の成果を達成」と評価しながらも、改革に伴う弊害に言及。今後はサービスの維持・向上に重点を置くべきだとして、給付抑制路線の修正と負担増を含む必要な財源確保を求めた。

◆サービス残業代に20億円 UCC
 http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001132497.shtml
 UCC上島珈琲(神戸市中央区)は十二日、社員約二千人に対し、二〇〇六年十二月から今年一月までの二年間で未払いだった「サービス残業」の賃金約二十億円を支払ったと発表した。労働基準監督署からの勧告などはなかったが、グループ内で一定の労働規律を作成するのを機に自主的に精算したという。

◆各地で最低給与額引き上げへ 専門家の見方
 http://www.people.ne.jp/a/44a820f3c77a424991b9b221544c08db
 当今の物価急上昇に直面して、北京市労働・社会保障局は10日に市内企業の給与指導ラインを発表し、基準ラインを11.5%増加とし、上限ライン(警戒ライン)を16.5%増加、下限ラインを3.5%増加と定めた。これに先だって広東省深セン市は7月1日から、市内の2008年度最低給与額を引き上げ、経済特区以外の地域では前年比20%の引き上げを標準とすることを決定した。また上海市は3月に最低給与額を840元から14.2%引き上げて960元としている。各地方政府が打ち出した給与上昇率の基準値は、消費者物価指数(CPI)の上昇率を上回るケースが多い。「上海証券報」が伝えた。

◆第97回ILO総会開幕
 http://www.keidanren.or.jp/japanese/journal/times/2008/0612/07.html

◆第101回日本経団連労働法フォーラム開催
 http://www.keidanren.or.jp/japanese/journal/times/2008/0612/06.html

◆最低賃金引き上げ「高卒初任給」目安に 政府円卓会議が方針案
 http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080611AT3S1100X11062008.html
l 政労使が参加する政府の「成長力底上げ戦略推進円卓会議」は11日、中長期的な最低賃金の引き上げ方針について「高卒初任給」を目安とする案をまとめ、関係者と調整に入った。最低賃金を巡っては引き上げを強く求める労働側と、人件費の増加を懸念する経営側が対立している。政府は20日の会合で方針決定を目指すが、決着するかどうかは不透明な面もある。
 円卓会議は格差の是正を目指し、中長期的な企業の生産性と最低賃金の引き上げを議論している。(11日 19:37)

◆ベトナムは「第二の中国」ではない
 http://www.hotnam.com/news/080611053243.html

2008年6月15日 (日)

釜パトアピール G8の支配に――「NO!」

逮捕された方(「曽根崎3号」)の容疑は「生活保護の不正受給」だそうですが、それは本来、福祉事務所がやる仕事です。
なぜ公安三課が動くのでしょうか?angry


(以下、転送歓迎)

 みなさま

 6月12日(木)、釜ヶ崎パトロールの会のメンバー自宅にガサが入り、メンバーはそのまま逮捕されました。容疑は、新聞報道にあります通り、生活保護の不正受給です。本人は名前・住所含め一切を黙秘しておりますので、留置番号により「曽根崎3号」として報告します。
 すでに10日間の勾留がついていますが、接見禁止措置はついていないので、面会はできます。しかしながら、公安デカの意地悪のせいで面会回数などが制限される場合もあります。あまりにも「曽根崎3号」への面会希望が殺到してしまえば、ハッピーどころか救援にあたっている者が大切な要件を伝えられない場合があるので、希望の方は下記までご連絡をよろしくお願い致します。
 6月12日、13日には、サミット財務相会合が開かれている大阪で抗議集会・デモをやりぬきました。デモ後には、曾根崎警察署へ行き、「曽根崎3号ガンバレ!」「金持ちのためのサミット反対!」と声を届けました。
 6月5日(木)にも野宿者運動活動家が逮捕され(6月13日に釈放)ましたし、6月10日(火)には洛南ユニオンの組合員が不当逮捕されています。デタラメな逮捕、刑事によるストーカー行為・盗聴、来日者の恣意的な入国妨害…、数多くの人権侵害を引き連れながら、批判や抗議を抑圧して強行されるG8サミットに抗議します。
 「曽根崎3号」への激励のメッセージをよろしくお願いします。

釜ヶ崎パトロールの会
kamapat @ infoseek.jp
http://kamapat.seesaa.net/
090-8380-0269

*********

釜パトアピール

G8の支配に――「NO!」

ああ、もういいかげんにしてくれ!

また見たくもない顔を見ちまったよ。大阪府警公安三課の連中。つい一週間前にも、野宿者解放を闘うアクティビストがやられて、ガサ入れやられたとこだよ。もっていかれたのは「曽根崎3号」。野宿者運動に取り組む釜ヶ崎パトロールの会のメンバーだ。「仲間と自身の権利と尊厳を守るため」、彼は完全黙秘を貫いている。

何も言うことはない。ほんとに何にもないんだ。そもそもG8サミットなんて、相手にしたくも世話になりたくもねえんだ。いちいち弾圧を受けて、いちいち声明書くヒマはねえんだ。野宿の仲間や、日雇い労働者や、失業者や、生活保護利用者や、高齢者や、ガンの患者や、アル中やワーキングプア・・・。おれたちの周りの仲間は毎日生き抜くためにいそがしいんだ。やつらに、金持ち連中と、その犬どもに言ってやりたいことはただひとつだけ。――「NO!」

それなのに、世界のホンのひとにぎりのやつらが、世界中をコントロールするための密談を、おれたちがタバコや安酒をせっせと飲んで払った税金で、ワインをかたむけながらヤッてやがる。全てはやつらの金儲けのために。おれたちのことなんてハナから見向きもしてねえんだ。やつらの支配に――「NO!」

「曽根崎3号」がしでかしちまったのは、「生活保護の不正受給」。二年前に数ヶ月の間、派遣や日雇いで働いて得た収入を福祉事務所に申告しなかったってことだ。これをとがめるとしたら、福祉事務所の仕事だろう?大阪府警の、しかも公安三課の出る幕じゃない。それに、「今」やることじゃない!G8のためにやることじゃない!

G8とケーサツはセットでやってくる。つきまとい、盗聴し、デタラメな逮捕を繰り返す。「NO!」を叫ぶ口は実力でふさぎにかかる。街には機動隊といかついバスがうろつきまわって、まるで「有事」のための訓練をライブでやってるみたいだ。昨日の集会とデモにだって、おれたちのデモ隊列にも、倍以上の機動隊や公安デカがくっついて歩いて鬱陶しくてしょうがない。いつでもケーサツによる弾圧とG8はセットでやってくるんだ。

もういいかげんに、G8サミットなんて、新自由主義に未来をゆだねるなんて、終わりにしちまえ!世界中の「持たざる者」、野宿の仲間や、失業者、貧困者たちが同じ「NO!」を抱えてる。札幌で、洞爺湖で、仲間たちはきっとおれたちの未来を切り開く自由と自律の空間を作り出すだろう。おれたちの希望はそこにある。そして同じような空間をこの大阪でも作り出し、世界のあちこちで作る仲間とつなぎあわせることで、G8なんかいらない世界を描き出す。
ただ、ここで生き抜くために。世界中の仲間と、「曽根崎3号」とともに!


釜ヶ崎パトロールの会
kamapat @ infoseek.jp
http://kamapat.seesaa.net/
090-8380-0269
〒530-0025 大阪市北区扇町1-1
扇町公園内キタ越冬実現地本部

(以上)

2008年6月14日 (土)

西成署に対する抗議行動について

昨日の西成署に対する抗議行動について、詳しい経緯が書かれた文章があるので許可をとって転載します。

下記の報告からも、報道されている内容は不十分なものだと判断されます。


(以下)
前日12日の午後3時ごろ、鶴見橋の店で警察を呼ばれ、西成署に連れて行かれた労働者が暴行された経緯は、釜合労がメールやビラで知らせていた通り、以下のようなもの。
当事者となった労働者は、無銭飲食などではなく、つっけんどんな客扱いに不満を言っただけのことだった。
で、連れて行かれた西成署の3階の個室で、4人の刑事に代わる代わる顔を殴られ、紐で首を締められ、足蹴りされ、挙句の果てに両足持たれて逆さ釣りにされた。
気が遠くなると、スプレーをかけられたと言う。
生活保護を打ち切ると脅かされて、その店に近づかないという始末書まで書かされている。

その抗議行動が、13日の夕方5時半から、いつものように、西成署正門前に街宣車を置いて始められていた。
ぼくはたまたま大国町に行かねばならない用事があり、それを見ながら通り過ぎていたのだが、打ち合わせが終わった帰りの午後8時半ごろ、出城の交差点過ぎて、南海線のガードに近づくと、機動隊が1個小隊、整列して待機しているのに出くわし、まだやってるのかと思って現場に行くと、300人は下らない労働者が西成署を取り囲んでいる所だった。
街宣による抗議は7時半くらいにいったん終り、いつもなら抗議が終わったら自然に人も引いて行くのだが、今回は激しくなるばかり。
それで、ひょっとして誰か持って行かれたんやないかと思い、知った面々をつかまえて聞いてみると、それはなかった。

抗議していた面々や、暴行を受けた当事者の人とも会い、殴られて腫れ上がった顔や、縄で締められた跡が生々しい首などを見せてくれた。
警察の取り調べで紐で首を締めるか?普通。
付き添って行った人の話だと、病院の医師も「これはやりすぎや」と言っていたという。

そうした話を聞いている最中にも、「オレもやられた」と話に割り込んでくる人がたくさんいるのもいつも通り。
「あんた、よく言ってくれた」と涙を流している労働者もいる。
西成署に「覚え」のある人は、いたるところに居る。
でも、9時をまわってこの騒ぎはさすがに異常に感じられた。

言っておくが、街宣車の拡声器を使った抗議は、その時間には終わっており、誰も扇動などもしていない。
11時ごろ、稲垣さんがマイクを使ったが、それは、労働者同士で起きたケンカを諌めるためだった。

ぼくが着く少し前、正門から若い警官が出てきて、横柄な口をきいたあげくに何人かを殴ったらしく、それで収まらなくなったとも言う。
それは、どうやら労働者の対応に慣れない新任の警官だったらしい。
すでに署の外に警官の姿はなく、塀の内には投げ込まれたいろんなモノが散乱。
付近の路上も惨憺たる有様。
相変わらずの西成署のアホな対応にはあきれるばかり。
騒ぎを大きくしているのはヤツらなのである。

やがて焦点は閉じられた正門から北門に移り、門をぶち破ろうとする人垣が大きく波打ってる。
ステンレスの頑丈な門戸はそう簡単には破れないし、向こう側には車を置いてつっかえにしているが、シュプレヒコールがあがり、諦めない。
一時、白い煙が舞い上がって路上を覆ったので、催涙弾でも撃たれたのかと思ってタオルを口に巻いたが、誰かが投げた消火器が破裂したらしい。
繰り返す怒声とときの声。
ガラスの割れる音。
投げられる自転車。
味方が投げたワンカップが頭に当たったりしてる人はいたが、幸い、こちら側に怪我人は出ていないようだ。

やがて南海線のガード側から待機していた機動隊が近づき、一気に緊張が高まったが、いかんせん人数が少なく、こちらを威圧するつもりはハナからないと分かると、勢いづいた労働者が、門から署内に入ろうとする機動隊に逆に襲いかかり、門のところで乱闘が繰り広げられた。
ぶちのめした隊員からジュラルミンの盾やヘルメットを奪って走る若い労働者たちもいる。

その門が開いた時の乱闘で、若い機動隊員が倒れた。
そいつを「重傷や」と言って、目の前を運んで行ったのは、こちら側のEとK。
完全に意識不明で、放っておくとリンチになりかねないので、助け出したのだ。
彼らは正門付近に固まっていた仲間の機動隊員に話し掛け、そいつを中に入れて「敵に塩を送る」と、悠々と引き揚げてくる。
中に入った機動隊は、隊列を組みなおして、一度外に出ようとしたが、ワンカップの集中攻撃を浴びて、あえなく引き下がった。

この日はG8サミットの財務省会議の初日。
機動隊の主力はおそらくそちらの警備に出払っているのだろう。
30人くらいではどうにもならない。
労働者は状況をよく知っているし、「訓練不足のヤツラを回してきやがった」とうそぶく人もいる。

それを思うと、なんでわざわざこんなタイミングに、こんな騒ぎを起こすのか。
全く西成書の愚かさに、あきれるばかりである。
こうなる前に、署長なり誰か出てきて、素直に謝ればよいのである。

久々というか、ここ数年の西成の騒ぎの中では、空前の怒りが燃え上がっているように感じられた。
それに、釜でもだんだんと目立たなくなっていた若い労働者が物凄く元気だったのも印象に残った。

ウチは、現場から自転車で15分くらいのところなので、日付が変っても、ヘリが飛ぶ音が聞こえていた。
深夜のNHKのローカルニュースによると、警官4人が怪我、逮捕者は7人。
いずれも公務執行妨害か、建造物不法侵入。
原因については、飲食店でトラブルを起こした労働者が取調べを受けたことをきっかけに、地域の労働組合が呼びかけて騒ぎが始まったとし、労働者が警官に暴行を受けたことはひと言も言っていなかった。

以下は当日のうちに、とりあえず検索してみた記事。
記事を読んで、何がなんだかよく判らないのは当たり前で、こちらも報道管制が敷かれていることは確か。各社の記事とも原因については何も判らないばかりか、労働者側が一方的に騒ぎ起こした印象を与えるものとなっている。
朝日が比較的正確だが、やはり警察が暴行の事実を認めていないとそのまま書いている。

産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080613/crm0806132318046-n1.htm
読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080614-OYT1T00082.htm
朝日
http://www.asahi.com/national/update/0614/OSK200806130096.html

労働者の方も11時を回ると、さすがにドヤの門限に合わせて引くだろうし、最終的には動員された機動隊は100人を超えたようで、数で圧倒していったようだ。
サミットで忙しいのにご苦労さまなことだ。

それに、意識不明となった若い機動隊員は、少なくとも発表にある「軽傷」とは思えなかった。
メットと盾を奪われ、「ヤラれた」と言えないのも機動隊の「メンツ」なのかどうか。
そうだとしたら、それもくだらない。

もちろん、ぼくも自転車は投げない方がいいと思う。
当たったらイタいし、投げられてスクラップになる自転車もカワイソウ。
なにより、それで生活費稼いでいる人にとっては大きな痛手だ(主に西成署北側の塀に沿って止めてあった自転車が投げられたり、バリケードがわりにされた)。

でもね、何でここまでみんなが怒るのか、ということに目を向けないと、問題は永遠にどうどうめぐりなんだろう。
何でみんな、1人の仲間が受けた仕打ちを自分のことのように怒れるのか、それだけ「覚え」がある人が多いことに他ならないということだから。

ところが、それを「13日の金曜日」に引っ掛けて、「また暴動だ」「暗黒再び」などと面白おかしくはやし立てるだけでなく、「騒ぎ」は常に「西成」の「労働者」から起きる=アブナイ街「西成」というステレオタイプに人を導く言説には、タテマエやメンツで平気でウソをつく警察へのそれと同じくらいの怒りをぼくは感じている。

しかし、多分事後弾圧はあるはずで、持ってゆかれた人の救援もさることながら、これから逮捕されるかも知れない人のことも考えておく必要があるとは思う。
(以上)

2008年6月12日 (木)

【京都】6・10反サミット・労働運動に不当な逮捕・弾圧!

みなさま ユニオンぼちぼちの中村です。

ぼちぼちと一緒に京都でユニオン活動をしている、
洛南ユニオンで、ユニオンのメンバーが逮捕され、
事務所などに警察が立ち入り、書類などを押収しました。

7月の北海道・洞爺湖サミット(G8)が近づき、
各地でG8反対キャンペーンが取り組まれています。
これは反G8の活動に対する警察の嫌がらせです。
winkぜひ、抗議の声を上げましょう!!!wink

【以下、転送・転載をよろしくお願いします!】

 6月10日に洛南ユニオンの組合員が不当逮捕され、洛南ユニオンの組合事務所、自立労連の組合事務所にがさ入れが入りました。

 今後、逮捕者の奪還、不当逮捕、不当捜索に対する抗議行動を取り組んでいきますのでご協力お願いします。


angry こ ん な 弾 圧 、 許 せ る か ! angry
京都府警・京都地裁の不当なサミット弾圧を糾弾する


■ 京都府警による組合事務所の不当捜索に抗議する ■

 6月10日(火)朝9時前、自立労働組合連合や洛南ユニオン、洛南労組連、アジア共同行動などが入っている組合事務所に、京都府警警備三課(いわゆる公安)19名が、洛南ユニオンの組合員Aさんの「詐欺被疑事件」(捜査令状)で家宅捜索を行った。しかし、後に述べるように、それはサミット反対闘争つぶしのために、無理やり理由をこじつけて闘う労働組合を捜索するという、極めて不当なものである。

■ ビックリするようなこじつけの容疑内容 ■

 京都府警(責任者・堀)は、A組合員が2004年に「失業保険を不正受給」したことを、家宅捜索の被疑事実としている(そもそもA組合員は事実を否認している)。今から4年前も前のことであり、もし仮に事実だとしても、ハローワークが対応すべきことではないのか?なぜ京都府警がやるのか?という私たちの追及に対し、責任者・堀は「第三課で独自にやらせてもらった」と、政治的な狙い撃ち捜査であることを自ら明らかにした。また、百歩譲ったとして、個人の被疑事件でなぜ組合事務所を捜索するのか、という追及に対しては、「アジア共同行動の連絡先は自立労連だろう」と言うだけで、いっさい納得できる理由を」示さなかった。 

■ 京都府警による恐るべきネツ造のストーリー ■

 京都府警は、組合事務所を家宅捜索する根拠を、「A組合員がアジア共同行動にカンパするために不正受給を行った」との憶測に基づき�A組合員とアジア共同行動の関係を見つけ出すため�という、勝手にデッチ上げたストーリーの証拠を作り出すための無茶苦茶な不当捜索を行った。

 3時間近くも、組合事務所を占拠し、捏造したストーリの裏づけ探しをしたが、そもそも有りもしない、「アジア共同行動に金を流した」証拠など見つかるはずもなく、A組合員の名前のある洛南ユニオンの執行委立候補名簿や組合費納入リストなどを持ち帰った。これが「詐欺罪」の証拠だと言うつもりなのだろうか?

 まさに前代未聞の不当不法捜索である。

 こんなことを許していたら、どんな理由ででも、労働組合や平和団体に国家権力が介入し、その活動をシラミつぶしにして破壊することが許される世の中になってしまう。こんなメチャクチャが許されるはずがない。私たちは、断固としてこの不当捜索に抗議する。

■ マスコミの反サミット運動弾圧キャンペーンを許さない ■

 こんな不法・不当の逮捕・拘束と捜査を行った京都府警を、断じて許さない。同時に、不当捜査令状を出した向健志・京都地裁裁判長は、法治国家にあるまじき行いを撤回するよう、私たちは強く要請する。

 また新聞各紙は、事実調査もせず、悪意に満ちた府警情報をたれ流した。これ自体マスコミを利用した大きな人権侵害である。本人は、そもそも容疑事実を否認している。

 今、全国各地で、サミット運動に反対する活動家や平和団体、市民団体などに対し、微罪による逮捕・拘束・不当捜索などが相次いでいる。警察・検察・裁判所やマスコミなどによる、反サミット運動弾圧を糾弾する。京都地裁・京都府警・京都新聞に、断固として抗議していこう。弾圧に抗し、�戦争と貧困・格差�を引き起こしている張本人G8に対する反サミット闘争の勝利を闘いとっていこう。annoy

2008.6.11
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京都府宇治市広野町西裏99−14パール第1ビル3F

自立労働組合連合
TEL:0774-43-8721 Fax:0774-44-3102

洛南ユニオン(洛南地域合同労組)
TEL:0774-43-8734

http://web.kyoto-inet.or.jp/people/yamabiko/
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